軽度発達障害児支援現場レポート―実践者のつぶやき―

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help リーダーに追加 RSS 「健やかに」への願い

<<   作成日時 : 2007/09/26 22:22   >>

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 私はよく、「健やかに」ということばを使ってしまいます。このブログでコメントをいただいた方にも、このことばを使わせていただいたと思います。これは社交辞令ではなく切なる願いです。



 発達に偏りのある子については、「健やかに」育つということがなかなか難しい。それは本人の問題というよりは、マイノリティーである彼らのことがわかりにくいという周囲の問題によるところが大きいのではないでしょうか。

 

軽度発達障害を持つ子のほとんどは、彼らの特徴やそうなってしまう事情を知って、その子に合った環境と対応があれば驚くほど伸び、中学生以降、急激に不適切な点は目立たなくなります。そして子どもによりそのありようは様々ですが、客観的な思考ができるようになります。



そうなる前に、トレーニングという名のもと変にいじったり、無理をさせたり、こちらの都合や思い・願いを押し付けたりすると、健やかな育ちから遠ざかってしまうということになってしまうかもしれません。


 
 素材の特徴を知って、肥料や水をやりすぎないように。マニュアルどおりの収穫時期を守って、熟していないのにもいでしまわぬように。甘みが強いのか、えぐみがあるのかなどを熟知して、ベストのメニューや調理法、調味料のチョイスでその素材として一番おいしい一品になるように。



力がないわけではなく、発揮させてもらえないことが多い彼ら。
トレーニングではなく、その子にあった無理のないハードルを当たり前に越えさせ、「やったね」ていう気持ちを共有できる味方がいれば、彼らは心豊かに育ちます。そして伸びます。




 彼らの特徴に歩み寄って「無理のないハードル」「当たり前に越えさせる」が保障されにくい現状を考えると、直接かかわれる環境にないお子さんについては、「健やかに」を願わずにはいられないのです。




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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
再び、コメントさせてください。
「健やかに」、本当にそうですね。
素材の特徴を知って・・・からの部分、何度もうなずきながら読ませていただきました。
無理のないハードルを当たり前に越えさせてあげること、これが現場では本当に難しいところなのです。
教員の力量不足もあります、お恥ずかしい話ですが。
まずは、その子にどれだけ歩み寄れるかですよね。
私自身は特別支援学級の担任なので、普通学級の
サポートの必要な子供たちと関わる機会は少ないのですが、「健やかに」をいつも心にとめて関わっていこうと思います。
しんたの
2007/10/08 22:32
しんたのさん、コメントありがとうございます。
そして、いつもお読みいただきありがとうございます。
教育行政でも、世間でも「教員の資質」の問題に帰着しがちです。しかし、先生方も、充分な準備なく特別支援教育に突入させられた感も否めません。そして、学校を回ると、先生方の忙しさ、余裕のなさをお気の毒に思います。
先生である以上、子どもを伸ばしたいと思わない方はいないでしょう。でも、自分に余裕がなければ、発想・意識を転換するなんてこと、誰でも難しいですよね。
私のように「健やかに」なんて言ってしまえること自体、余裕なのかもしれません。
先生方に、「健やかに」という気持ちを当たり前に保っていただけるように、少しでもお力になれればと、微力ではありますが、立場を利用し行政に働きかけ続けています。
上原芳枝
2007/10/09 22:31
コメントのやり取り、感激しました。

僕は、下記でブログを開いているものです。

「日本の教育は、これでよいのかな 」
http://plaza.rakuten.co.jp/zyx1830/
今日未来
2007/11/08 22:57

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