発達障害児支援現場レポート―実践者のつぶやき―

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zoom RSS  発達障害☆診断の行方

<<   作成日時 : 2008/12/12 07:19   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 22 / トラックバック 0 / コメント 2

 次から次へと目白押しだったしめきりがやっとひと段落つきました。
瞬発力はそこそこあると思うのですが、いつまでに何を仕上げなければいけないという持久力はかなり厳しく、思いっきりプレッシャーになります。

この約半年、このプレッシャー状態が続き、、ここ数カ月はブログに手を出す余裕がありませんでした。



 さて、この数か月いろいろなことがありましたが、今回は「診断」についてちょっと書いてみようかと思います。

「診断」については医師によって診断基準の適応範囲が違い、診断が出たり出なかったり、診断名がまちまちだったりいろいろなことがあるのが現状ですが、診断は子どもを健やかに育てるために有効なものであってほしいと思います。

上手に白黒つけることばかりを重視するのでなく、この子の脳機能・育ちの特徴を的確に押さえられることに重きを置いてほしい。



もともと診断基準はおおざっぱなのに対して、問題になるのは「ちょっと気になる」という感じの子。
それでも何かしらの問題があるから医療機関を訪れます。



「ちょっと気になる子」には診断を出さない医師は多い。
それはそれてよいのですが、単に「発達障害ではない」「○○ではない」ということで終わらせてほしくない。


そこで、ひと言「診断基準には完全に合致しないけれど、※※のような現状があるのだとするともともとその点について多少の弱さはあるのかもしれないので、何らかの配慮のもとに育てる必要がある」とでも言ってくだされば…。




何らかの診断名が付けば配慮を模索してもらえるのに、それがつかずに付け加えの説明もない子は、家族にも先生にも適切な対応をしてもらえなことがあります。




 園や学校を回っていると、この子をケースとして出してよいのかどうか迷いましたとお聞きすることがあります。
「発達障害ということではないと思うんですけど…」と、いわゆる「気になる子」。
そうやってあげられる子はいつも完全に私の守備範囲です。


個性と障害に明確な線引きはなく、本人の特徴(よんどころない脳機能の事情)を理解して対応することが飛躍的にその子を伸ばし、そうしないことが著しい問題を引き起こす、対応次第で大きく左右される子です。



本来、「特別支援教育」は診断があろうがなかろうが、一人一人の特徴を踏まえた対応がなされることになっています。けれど、この理念が本当の意味で浸透するのはまだまだ先になるような気がするし、この国にその日が来るのか…。

そこで医師の言葉は大きいわけです。


 ご自分の診断眼が惑わされないように、現場からの情報にはなるべく目を通さないようにしている医師もいらっしゃるようです。でも、集団に入ると環境刺激のハードルが高く不適切な言動が見受けられるが、診察室のような低刺激の場面では別人のようだったりする子も少なくありません。



診断て何だろう?



気になる子には、配慮(特徴を踏まえた対応)があって当然というところまで成熟した世の中になっていない現状、せめてわざわざ診断を受けに行った子には、今後の展開にプラスになる診断なりご説明をいただきたいと切に切に願うばかりです。


それを踏まえて具体的にどう対応するかは保育・教育現場または実践の専門家が考えること。

そこまで医療に期待し、医療の範囲を拡大解釈してしまう利用者側の問題があるのもまた事実ですが。



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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
お久ぶりです。inoueです。
最近「診断ってなんだろう」と考える出来事があって、先生の久し振りのブログを読んでびっくりして思わずコメントしています。
アメリカでは医者がばっさばっさと診断して、どさどさ薬をあげてそれこそ大変なことになってるみたいです。
そこに「愛」はあるのかなぁ。

ブログ、無理せず続けてくださいね。
inoue
2009/01/04 00:58
inoueさん、思いがけずコメントをいただき驚きました。
まだアメリカですか?日本の困っている子どもたちが待っているというのに〜。

同じように「教育ってなんだう」「療育ってなんだろう」「○○ってなんだろう」とも思っています。
「愛」や使命感があったにしても、近視眼的に自分のやるべきことを判断すると、往々にして私たち対応する側の自己満足に終わることが多いように思います。
子どもに関わる者は、俯瞰的に本当に子どものためになれているのかどうかを常に自らに問い直す責任を負っていると考えます。

早く帰ってきてください。そろそろ孤独な闘いに終止符を打ちたいのですが…。
上原芳枝
2009/01/14 21:29

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