発達障害児支援現場レポート―実践者のつぶやき―

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zoom RSS 特別支援教育☆個別指導計画立案講座

<<   作成日時 : 2012/02/17 13:48   >>

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 先日、個別指導計画の実践講座を実施しました。個別の指導計画とも言います。
実践講座はここ数年、基礎講座と事例検討のみを行ってきましたが、今年度、初めて個別指導計画の講座にトライ。


個別指導計画を立てるには詳細な事例検討が必須なので、個別指導計画立案講座にご参加くださる先生方は、これまでに事例検討の講座にご参加いただいたことのある方とさせていただきました。


詳細な事例検討ができれば、かなり適切なサポートができる可能性があります。けれどこれまでの経験で、事例検討だけでは、実際の具体的なサポートを展開するうえで結構ズレるなぁということも感じていました。
で、今年度の実施にこぎつけたというわけです。


詳細な事例検討とは、子どもがなぜうまくいかないのかについて脳機能の視点で理由(要因)を想定し、その理由(要因)と整合性のある対応の方向性を導き出すというもの。例えば、「感覚の混乱」と「情報処理の硬直性」による「環境刺激の処理困難」であれば、“励ます”や“シールをあげる”のではなく、環境刺激を下げるのが整合性のある対応ということになります。


さて、それを踏まえたうえでの個別指導計画立案は、0(みんなとは別に本人がやりたいことをする)か100(配慮なくみんなと同じようにできる)ではない、本人の現力量にドンピシゃのちょうどいい目標を立てる「負荷の計算」をすること、その目標をクリアさせるために誰が、どこで、何をどのように…など極めて具体的に支援を整理する作業です。ときにはセリフ入りで。


そして、最も重要なのは目標に優先順位をつけること。問題点を同列に羅列して目標設定された計画は、子どもを育て上げる指導計画ではないでしょう。


例えば、国家予算で軍事費を優先するのか、教育費を優先するのかによって国家のかたちは変わります。そして、今は戦時だから軍事費を優先するが、ゆくゆくは福祉国家を目指すという未来に向けての“今”の視点も重要です。


そんなこんなで、講話→事例検討→実際の事例を使っての個別指導計画の立案→模範計画の解説という流れで第一回目は終了しました。途中、内容的に欲張りすぎたかなぁと思うこともあったのですが、実際の事例を使った生きた模範計画をご提示すると会場内に活気が…。さすが現場の先生方。


でも、来年度はもう少し適切なボリュームにしなくては…。
私自身も全力投球し過ぎて抜け殻のようになっての帰宅で。
でもやってよかった。





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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして。
福岡に、障害を持つ愛息2人のために
日本ではじめて障害児のための学校「しいのみ学園」を作ったおじいちゃんがいます。
御年105歳ながら、今も「生きる力を伝える教育」について、世界中で講演しています。
そんなおじいちゃんをもっと知ってほしい!と
ブログで紹介しています。
良かったらご覧ください。
http://ameblo.jp/kyon-0326/
きょん。
2012/03/01 21:29
きょん。さん、コメントありがとうございました。
「しいのみ学園」のHP拝見いたしました。就学前のお子さんを対象とした社会福祉法人の知的障害児通所施設とありました。
かたちは違いますが、私も社会性・学力についての個々の子どもの学習スタイルを重視した学校をつくれたらいいなぁと思うこともあります。けれど、「行うは難し…」相当な覚悟が必要です。
何にせよ、覚悟を決めて「行っている」方を尊敬します。
上原芳枝
2012/03/05 07:52

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