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私はよく、「健やかに」ということばを使ってしまいます。このブログでコメントをいただいた方にも、このことばを使わせていただいたと思います。これは社交辞令ではなく切なる願いです。 発達に偏りのある子については、「健やかに」育つということがなかなか難しい。それは本人の問題というよりは、マイノリティーである彼らのことがわかりにくいという周囲の問題によるところが大きいのではないでしょうか。 軽度発達障害を持つ子のほとんどは、彼らの特徴やそうなってしまう事情を知って、その子に合った環境と対応があれば驚くほど伸び、中学生以降、急激に不適切な点は目立たなくなります。そして子どもによりそのありようは様々ですが、客観的な思考ができるようになります。 そうなる前に、トレーニングという名のもと変にいじったり、無理をさせたり、こちらの都合や思い・願いを押し付けたりすると、健やかな育ちから遠ざかってしまうということになってしまうかもしれません。 素材の特徴を知って、肥料や水をやりすぎないように。マニュアルどおりの収穫時期を守って、熟していないのにもいでしまわぬように。甘みが強いのか、えぐみがあるのかなどを熟知して、ベストのメニューや調理法、調味料のチョイスでその素材として一番おいしい一品になるように。 力がないわけではなく、発揮させてもらえないことが多い彼ら。 トレーニングではなく、その子にあった無理のないハードルを当たり前に越えさせ、「やったね」ていう気持ちを共有できる味方がいれば、彼らは心豊かに育ちます。そして伸びます。 彼らの特徴に歩み寄って「無理のないハードル」「当たり前に越えさせる」が保障されにくい現状を考えると、直接かかわれる環境にないお子さんについては、「健やかに」を願わずにはいられないのです。 ランキングに参加中です。よろしければクリックいただけるとうれしいです。