発達障害児支援現場レポート―実践者のつぶやき―

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zoom RSS 幼児教育にはまる。

<<   作成日時 : 2008/01/31 14:02   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 4

 ちょっとバタバタしている間に、前回の投稿から2ヶ月以上も過ぎ、もうこのブログは更新されないのではないかと思った方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
今年も、できる限り書いていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
ただし、ライト、ヘビー取り混ぜて。


 さて、これまで教育機関との連携では小学校が主流だったのですが、一昨年くらいから幼児教育機関からのご依頼が急増しています。

前回の記事「ぼくの世界へようこそ」も、その中で書きました。もともと幼児教育にすごーく興味があったわけではない私ですが、ここのところ、幼児教育にとてもやりがいを感じるようになりました。

その理由は、
@早いうちから保護者の方を支えることができ、保護者と教育・保育機関との
 軋轢という不幸を生まずに有機的に子どもをサポートする素地を築く作業が
 できること。

A保護者の方に子どもが小さいうちから、子どもの発達の特徴や具体的な
 対応をお伝えすることができ、無用な嵐を巻き起こさずに、健やかに子ども
 を育てる環境をつくれること。

Bはじめての集団参加から、集団の中で本人がよりよく居られる日常を作って
 あげられること。

Cまわりのお子さんに、苦手を持つ子をどうとらえ、どう対応すればよいか小さ
 いうちから伝えられること。

D学校よりもカリキュラムの縛りが弱く、その子にあった環境、課題、対応が提供
 できること。

E学校よりも「教育とはこうあるべき!」が比較的軟化しやすいこと。

F学校より規模が小さく、先生方が同じ方向性をとりやすいこと。(方針の違いに
 よる軋轢が生まれ難い)

というわけで、幼稚園・保育園自体の方針転換が思いのほか早い、先生方の意識の変化が感動的。その結果、子どもが変わる!


 この1年を振り返ると、幼稚園・保育園での仕事は本当にやりがいを感じました。正直最初はそうは思っていませんでした。半期を過ぎたことから、先生方の変化に感動を覚えるようになりました。

現場がどんなに大変かわかるだけに、その日々のなかで教育観・保育観を変えることは、容易いことではないと思います。本当に頭が下がります。

そうなんです。特別支援教育とは、教育観・保育観の転換という指導者にとってとても辛い作業を伴うのです。これについてはまたいつか。


 今年度、50時間近くお伺いしたある園については、来年度同学区の小学校に行く子についても担当することになり、一貫性のある支援が提供できる予定です。そして、以前「育ってる!でも先生になると…」の回で書いた有能な大学院生も支援員として入る予定です。保護者の方との面談も済み、来年度は、私、保護者の方、支援員はなかなかよいチームワークでいけそうです。

あとは学校との連携。こちらは、来年度に向けてこれから調整に入ります。



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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
幼児教育にはまった先生の理由の
@〜Fを読んで、本当にそうだなあと
思いました。小学校にいるので、確かに
カリキュラムや行事や個々の教育観など、
しばりが大きいなあとか、
方向性を一つにするって大変だよねえ・・・など
改めて思いました。

保育園・幼稚園から小学校への連携した
支援。すばらしいですね。どんな実践になったか
また、お知らせください。
待っています。
しんたの
2008/02/12 23:11
いつもお読みいただきありがとうございます。
来年度小学校に上がる子に関しては、
本人自身のためというのはもちろん、
縦断的支援のモデルとして、何としてでも
すこやかに育てなければと思っています。
そのために、有能な支援員を配置しました。
このケースが、この自治体での学校における
支援のモデルとなり、他のケースにも
良い影響があることをもくろんでいます。
この自治体は、かかわれる時間が多いので、
学校でもこんな発想の支援ができるのだ
という実績を残したいと思っています。
まずは、先生方に信頼していただくことか
らはじめなければなりませんね。
上原芳枝
2008/02/13 22:53
はじめまして、今日初めて読ませて頂きました。公立の保育士をしていて現在年長児を担任していますが、学校へ送り出すにあたり、アスペルガーの子とLDの子の申し送りについて悩む毎日です。
少しでも適切な配慮や支援があれば、大丈夫なのがわかっているのに、色々な機関との連携が私の地域ではまだまだとれなく、専門的な知識をもう少し持っていなければならない保育士までも、認識が薄い事が多く、保育園は小さい集団なのになかなか同じ方向性で進めません。
難しいです。でも私自身ももっと勉強して、それを子供たちに還元していけたらと思っています。保育士として出来る限りの事をしてあげたいと思っています。
すみません、初めてなのに私事ばかりを書いてしまいました。また色々なお話を教えてください。
はなまる
2008/02/16 00:29
コメントありがとうございます。
現場は様々な問題があり、出口が見えないように
思えてしまうことがありますよね。
「機関との連携」はとても有益に思えますが、
連携の要の存在がないと、仕事ばかり増えて、
実効性に期待できないことがあります。
園に一人でよいから発達障害児指導実践の専門性
を入れ、その人材を中心に園の先生方が
同じ方向性で、支援ができるとよいと思います。
同じ立場だと言いにくいこともあるでしょうし。
今回の記事では、その体制が組めたので、
実効性が高かったと思います。
また、来年度は、この学区の小学校も
私が担当させていただくことになったので、
就学までにここまで引き上げておかなければと、
こちらの都合で本人に無理を強いるいうことを
しなくてよいことになりました。
個々の先生方の専門性以前に、先生方を支援する
専門性を園に入れる体制をつくる行政手腕が
ポイントになるかと思います。
直接的にはなまるさんのお役に立てることは
ないかもしれませんが、間接的にでもお役に
立てるよう、私なりにいろんな領域で努力したい
と思います。
上原芳枝
2008/02/16 18:44

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