発達障害児支援現場レポート―実践者のつぶやき―

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zoom RSS 特別支援☆選別の歴史

<<   作成日時 : 2010/03/29 15:47   >>

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 今年度いっぱいである自治体の発達相談をやめることにしました。確か2年ほど担当させていただいたのですが、やっているうちに、「私何やってんだろう・・・」と気が重くなってきたので。


 私はこの自治体の施策検討にもかかわっています。この施策で示唆された方向性がありました。お引き受けした当初は、「気がかりな子」の支援を視野に入れ、発達支援ではなく子育て支援の枠を全面に打ち出して、保護者の方のサービス利用の精神的なハードルを下げるというものだったし、その子を取り巻く園などと連携を取ってその子の当り前の日常をサポートする流れでした。


 そういう意味で発達相談は、子どもが小さいときから保護者の方に子どもの特性と育ちの道筋を提供し、希望をもって子育てをしていただける重要な役割でした。そして、園にも特性と対応をお知らせしてみんなで子どもを育てるという意味で、まさに早期支援の重要なポジションだったのです。もちろん、発達相談という名前ではありません。


 この施策は私が提案したものなので、当たり前の日常をサポートするつもりで、そしてそのシステムをつくるつもりで発達相談をお引き受けしました。


 しかし、担当している中、「どん詰まり感」が否めず・・・。園から「行ってみたら」と言われてとりあえずいらした保護者の方に、発達の特徴と道筋を提供するところまではなんとか役目を果たしたかも。でも、保護者の方だけに伝えても、肝心の集団の場に届くシステムがつくられない。


本当は、保護者の方自らが子育ての気がかりとして、気軽にいらしていただける広報を戦略的にしなければならないのに、この部署としては優先順位は低そう。だから、昔と変わらず園からの肩たたき。



 そして、スタート当初、「早期支援=早期療育ではないですよね。」と確認したけれど、自治体のこのプログラム担当の方は、今年度の終盤に発達相談は「療育事業の入り口」とおっしゃられていて・・・。来年度は、自治体内での「診断」または「相談」→「療育」→「就学相談」のルート強化する方向のよう。


担当の方はとても熱心な方です。でも、どうしても戻ってしまう。「選別の歴史」。残念なことに、スクールカウンセラーなどの専門家といわれる方も大方これが当然と考えていらっしゃるよう。でも、みなさん子どものことを考えていらっしゃる。


施策の報告書がまとめられていても、実務現場の意識は「選別の歴史」から抜けられない。



ここで孤軍奮闘する道もあります。でもやめました。「選別」に加担することはどうしてもできないし、行政の意識改革に着手すれば消耗が激しく、途中で倒れたら意味がない。この山を別ルートで登ります。別ルートが見えているから。


一応円満退職です。この自治体の施策検討には来年度もかかわることになっています。絵にかいた餅感は否めないけれど、やれることはやります。来年度は力点の配分を変える作戦に決めました。




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